機関誌『Our Planet』 日本UNEP協会発行

「UNEP(ユネップ)」という団体をご存知ですか?

「国連環境計画」という、国連の組織(機関)です。

1972年にUNEPが設立されて以来、2014年にすべての国が参加する国連環境総会(UNEA)方式に変更されるまで、継続してUNEP管理理事国をつとめてきたのが、日本だそうです。近年では「水銀に関する水俣条約外交会議」を開催するなど、日本の外務省、環境省などが中心となって前向きにUNEP支援を進めてきた経緯があるとのこと。 そして、日本国内には1992年に「UNEP国際環境技術センター(IETC)」が、大阪と滋賀に設置(現在は大阪のみ)されています。他にも、UNEPの「地域海行動計画」の一部となる北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の地域センターを、釜山と共同で富山に設置するなど、種々の面での協力関係を構築してきているそうです。(参照:日本UNEP協会公式ホームページ)


昨年日本で、持続可能な社会のために、国連環境計画(UNEP)の活動を理解し、普及拡大し、 そして日本から新たな環境プロジェクトを発信する目的で、一般社団法人 日本UNEP協会が設立されました。

<一般社団法人 日本UNEP協会>

 ◎公式ホームページは⇒こちらをご覧下さい。

 ◎定款は⇒こちらをご覧下さい。


元特定非営利活動法人2050(ニセンゴジュウ)理事長の北谷勝秀先生も、理事として関わっておられます。先日、中央区の日本UNEP協会・事務所に、元2050の植林ボランティアのお仲間のひかりさんと二人で、お邪魔する機会がありました。

日本UNEP協会・理事の宮内淳さん(公益財団法人地球友の会代表理事)にお話を伺いました。

そして、これまで元2050が実践してきた環境活動<シルクロード緑化・中国植林プロジェクト>についての意見交換をさせて頂きました。


お土産に、日本UNEP協会発行の機関誌『Our Planet』<日本語版・通巻42号>をいただきました。この機関誌は、世界各国の環境課題に関する実践レポートやコラムが満載です。

いくつかのコラムをピックアップしてみました。↓

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コラム:ザ・シンガポール・ストーリーP6-7

「今日シンガポールがあるのは、先人の将来を見通した指導、注意深い長期的計画、そして堅い決意による実行の結果です。2030年までの新しい段階の持続可能な開発の方向を決めるために、私たちはさらに住みやすく持続可能なシンガポールのための国家ビジョンと計画の概要をまとめた「持続可能なシンガポール・ブループリント2015」を作成しました。人々が共に行動し、参加することがブループリントに描かれたビジョンを実現するために重要であり、私たちは環境のためにより大きな責務を果たすため、さらに邁進し続けるでしょう。そうしている内に、共用空間である環境に配慮することは、すべての人々にとって習性となっていくでしょう。」


コラム:道路をシェアする〜歩行者とサイクリストを優先〜P38-39

「このシェア・ザ・ロード・イニシアチブは、NMTインフラへの手雄牛を増やす事で、実現するクリーンな環境、より安全な道路、より優れた可能性が持つ非常に大きな利点を認識することによって、各国政府が方向転換することを支援している」


コラム:生態系としての都市P42-43

「都市の生物多様性は、都市の健康指標です」

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日本を、世界的な視野を持って国内の課題を理解するためにも、世界各国の環境への取り組みや実績・実践レポートに触れることは、大切だと感じました。



「環境問題」とは、何だろうか。

環境問題の根源にあるもの(根本的な課題)を取り除く為に必要なこととは、一体何だろうか。

自分たちの暮らしの中で、次世代に伝えてゆける「環境」への取り組みの具体的な「実践方法」とは、一体何だろう?

元2050会員としては、これまで2050が長年実績を粛々と積み上げてきた「シルクロード緑化・中国植林ボランティア活動」への理解と一人でも多くの親子・祖父母と孫(大歓迎)・若者への、参加を呼びかける事ができうることなのでは・・と、感じるのでした。

来年も、植林ボランティアツアーが実施される際には、皆様にご案内を差し上げたいと思います。


◎これまでの特定非営利活動法人2050の「シルクロード緑化・中国植林ボランティア活動」についてはこちらに簡単にまとめてあります。よかったらご覧下さい。

シルクロード緑化プロジェクトのはじまり

シルクロードとサージと、みらい

シルクロードを緑化するという、壮大な夢を 一本の木を共に植えるという作業を通じて、実現します。 沙棘の未来は、わたしたち地球の未来。

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